The Wall – April 2015

壁を撮り始めて新学期を迎えました。正直冬を越せるとは思っていませんでした。2015年4月1日から30日までの30枚です。街から雪が消え、自転車に乗るようになったことで行動範囲が格段に増え、絵になる壁を探す範囲も広がりました。

前半の枯れ木や枯れ草が多い風景から、後半は緑と花の風景へと移り変わる様子が見て取れる期間です。4月とはいえ、札幌はまだまだ気温が低くい日が多く、自転車に乗るのもマフラーと手袋が欠かせない時期でもあります。4月1日の壁に写る鳩も縮こまって朝陽で暖を取っていました。中旬に向かうにつれて雪がなくなった街の様子も少しずつ変わって行き、街路樹の雪囲いなども取り払われ、大通公園では芝生の整備や冬の間取り払われていたベンチや花壇が設置されて行きます。下旬はツツジやモクレンに続き桜が咲き梅が咲き街に春の訪れを知らせてくれます。

個人的には4年ほど乗った車がだいぶ傷んできてしまい、乗り換えの中古車を探していた時期でもあり、写真の中に幾つか車に関係したものが撮られています。中古車市で訪れた会場の食堂のメニュー、我が憧れのハチロク、クラシックカー、どれもちょっと手が届きそうになかった壁です。(確か食堂はその日お休みでした。)

壁というのは、ある場面においては乗り越えるべき場合もあるのかもしれませんが、現実的には乗り越えず、迂回したり回り道をしたり、どこかに扉を見つけて通り抜けるものだと思うんです。壁を打ち壊すという方法もあるかもしれませんが、器物破損で訴えられるでしょうし、場合によってはもっと罪が重くなる可能性もあります。壊さなくてもどこかに開口部があるはずです。時間はかかるかもしれません。でもボクはそれを見つける方の道を選びたいと思います。

なんか、半年以上同じテーマで撮りすぎたせいか説教臭くなっていけないですね。テヘッσ^_^;

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