初めてのマスターグレードその2

昨日はどのような経緯でMGを作ることになったのかを説明させていただきました。今日は早速製作に入っていきます。ガンプラを作成される方は皆さんやっていらっしゃると思うのですが、HGでもMGでも、まずは組み立て説明書をじっくりと熟読して、ランナーのパーツと説明書の図柄をよく見比べて組み立てイメージを何度も繰り返します。そして、ガンプラで一番手間と時間がかかる作業に入ります。いわゆる下ごしらえです。

下ごしらえは大きく分けて四つの作業があります。

  1. パーツを切り出し作業
  2. ランナーとパーツを繋いでいた部分に残るゲートと呼ばれる部分の処理作業
  3. ゲート跡にヤスリをかけて消す作業
  4. パーツ全体にヤスリをかけて表面を平滑にし角を際立たせ、プラスチック成型の際のヒケと呼ばれる微細な凹みを消す面出しの作業

箇条書きにすると簡単に終わりそうな作業ですし実際はとても単純な作業なんですが、パーツの点数が多ければ多いほど作業量が増すので時間がかかります。この作業をしている時は延々とこればかりを繰り返しやるので忍耐力と集中力が鍛えられる一方、精神が衰弱し始めると、ガンプラを作成することで悟りが開けるのではないかとさえ錯覚してしまうこともあります。悟りは決して開かれませんが、ゲート処理、面出し作業はいずれ終わります。

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これはボクがゲート処理や面出し作業をする際に使っている道具です。茶色い物が400番のサンドペーパーでグレーの方は1000番のサンドペーパーです。日曜大工で余った木片がペーパー掛けにちょうどいいサイズだったので使ってみました。細かい奥まった部分にヤスリ掛けをする場合もあるので3ミリのプラ板を適当な太さに切ってサンドペーパーを貼って使っています。裏表にそれぞれ400番と1000番のヤスリを貼り付けています。

サンドペーパーはそんなに高くない道具なので惜しみなく使えますね。

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使う大きさにあらかじめ切り揃えておくと、目が詰まってきた際の交換もスムーズで作業の進行を妨げず、集中してヤスリがけを行うことができます。

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その他、パーツ切り出しの際に使う道具です。ニッパーはパーツ切り出しの際に使うのですが、多少値が張っても、絶対に切れ味のいいものを選んで使うことをお勧めします。ガンプラの作業の中で一番作業数が多いのがパーツの切り出しとゲート処理なので、その作業の時に一番使用する工具がニッパーです。切れ味のいいものになるとパーツ切り出しとゲート処理を一本でこなせるので工具の持ち代えもなくスピーディーに作業を進められます。

ボクが使っているものはタミヤのプラスチック専用ニッパーというやつで、切れ味が良く、作業も楽です。これを使う前は家にあった某100円のお店で売っているニッパーを使っていたのですが、パーツを切り出した後のゲート処理はデザインナイフでちまちまとやらなければならなくて手間と時間がかかって疲れましたが、ある時、ツイッターで知り合った方からこのタミヤのニッパーを紹介されて使ってみたら、デザインナイフを使う必要がなくなり、嘘のように手間が半減され作業時間が短縮されました。これよりもっと切れ味もいいニッパーもあるのですが、ボクはこれで十分です。多分、十分です。

歯ブラシはペーパーがけの後、削りカスを取り除くために使ってます。安心してください。歯を磨いた後の使い古しではなくプラモデル専用に買った新品ですよ。

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その他はパーツにやすりがけした際にパーツに施された細かなモールドが消えかかった時などにそれを掘り直すためのラインチゼルと呼ばれる極小の彫刻刀のようなものと、穴あけ用のピンバイスです。

ラインチゼルは専用のホルダーもあるのですが、ボクは製図用の芯ホルダー(ステッドラー)に入れて使っています。抜き挿し交換もスムーズでオススメです。

ピンバイスもモールドの彫り直しに使ったり、はめ込みパーツのダボ穴を広げたりするために使っています。塗装すると塗料の分だけ部品が分厚くなってバーツがはまらなくなったりする場合があるので、重宝しています。

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そして、早速パーツを切り出しました。まずは内部構造パーツから組み立てていくことにします。このキットは内部パーツのほぼ全てがABS素材なので、まとめてゲート処理、面出し、プライマー、サフェーサー、メタリック塗装まで一気に行っていきたいと思います。

ただ、見てお分かりの通り、パーツ点数が多い……

続きは明日ということで、ではまた〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

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