三連休のキャンプ(二日目)

キャンプ、二日目です。朝のキャンプ場の空気はひんやりとしていて小鳥がさえずり、とても気持ちよく目覚めることができます。というのが理想なんですが、実際は沢山のキャンプ客が夜中から早朝までどんちゃん騒ぎをしたり、朝には朝で早くから起きだした子供達が奇声をあげて走り回り、ゆっくりと寝てられません。まあ、そんな中であっても、しっかりと睡眠を取り、自分のペースで身支度を整えるの事ができてこそキャンプだと思いますので、皆さんもキャンプをするときはくれぐれも周囲に気を使ったりせず、夜中まで騒ぎ、早朝から子供をギャーギャー騒がせたりする尊いキャンパーとなるよう心がけましょうね。鹿の糞を投げつけてやろうかと思いました。

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ちょっと雲が低くタレ込んで来て、なんだか空模様が怪しいですね。雨、降らないといいんですけど。

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雲というか霧が降りてきています。15mぐらいの高さでしょうか。木の上まで靄がかかってます。お天気大丈夫だろうか。

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朝ごはんの支度をしようとコールマンのオイルストーブに火を入れたところ、バルブの調節つまみからオイル漏れが……。そのまま使うと引火して大惨事になりそうだったので、ストーブを使うのは諦めて、炭火でお湯を沸かすことにしました。ストーブでお湯を沸かせば、1分もかからないのに、炭火だと10分ぐらいかかりました。ああ、8年ぐらい全くメンテナンスしないで使ってたストーブなので、故障するかもしれないと薄々思っていたのです。札幌に帰ったらオーバーホールに出さないとならないですね。ついでにランタンもオーバーホールしてもらうことにします。こちらも10年ぐらいメンテナンスしていないのです。

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朝食が済んだら、片付けです。テントをひっくりがえして底面を乾かすの図です。

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雲行きがあやしいので最後までタープを張ったまま片付けました。

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無事、片付けも済み、昨日は回れなかったキャンプ場周囲の散策をすることにしました。まずは、駐車場脇から伸びる山道の散策です。おや?道の先に何かいますね。

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シカの親子です。小鹿もいますね。かわいい。近づいたらやっぱり逃げてしまいました。お食事中に怖がらせてしまったみたいで申し訳なかったです。

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山道を登った先にあったのが、この弁慶洞です。ここにも義経の伝説があったんですね。この前は神威岬でしたが、北海道には至る所に義経の伝説が残っていて、伝承を調べていくと結構面白いんですよね。機会があればまとめてみたいです。

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崖の上、20mぐらいでしょうか、大きな洞穴がありました。昔はあの柵が付いているところまで登って行って中を見られたようなんですが、崖崩れや落石で被害があったらしく、今は登れませんでした。この辺りはゴツゴツとした岩肌が露出したところや草木が鬱蒼と生い茂ったところが広がっていて、ものすごい自然のパワーを感じる情景でした。情景モデルの参考になりそうな景色もたくさんありますし、いいところでした。

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キャンプ場から少し離れたところに、義経と弁慶の彫像が飾られています。この町は義経と弁慶をかなりフューチャリングしていてなかなかのパラダイス感がありまして、ドキがムネムネしますよね。

なかなか味わい深い表情をされています。彫像のすぐそばには義経の館があります。キャンプ場の管理や、公園全体の諸々をこの館で行っているようです。中にはちょっとしたお土産やグッズコーナーがあります。

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そして、公園を訪れるキッズ達の最大のお楽しみがこの修行(アスレチック)です。なかなかハードなコースとなっていて、たぶん大人は制覇できないんじゃないでしょうか。ボクは早々に諦めました。

子供って元気だなあと感心してしまいますよね。ボクなんかもう、肩が上がんないんですよ。痛くて。雲底なんて到底無理です。

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アスレティックできないので、ぷらぷらと歩いていますと、なにやら草に覆われた怪しげな看板を発見しました。ヒカリゴケ?光るの?まじですか!?

おおお、まじでした。光ってます。写真だとあまり伝わらないですが、洞穴の中で影になった部分でもしっかりと苔の緑が鮮やかに見えるのがヒカリゴケの特徴です。これ光ってます。いいもの見ました。

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この公園、どんだけ広いんだと驚くぐらい広くて、アスレティックの他に遊具や、ゴーカートや、ボートなど子供だったら一週間ぐらい遊びまくっていられるよう公園です。子供の頃に来たかった。

緑も多いですし、水辺もありますし、空気もいいので大人も十分に楽しめます。本当にリラックスして癒される公園でした。味わい深い彫像もありますし、是非行ってみてはいかがでしょうか。

ということで、キャンプ場を後にして次の目的地へ出発です。車で1時間ほどの浦幌町の道の駅へ向かいます。

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キャンプ場を出たのが9時半ぐらいでしたので、まだ、午前中です。トイレに寄って、スタンプ押して、お土産見て出てきました。レストランは美味しそうなものが沢山あったのですが、まだ、お昼じゃなかったので先を急ぐことにしました。

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やっぱりなんだか雲行きがあやしいですね。雨降らないといいのですが。

そして、目的地ではないんですが、通り道にあったのでたまたま寄った幸福駅です。

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現在、鉄道は廃線になり運行していないのですが、駅名の「幸福」が当時から観光客に人気があったため、観光施設として当時の資料を展示して残しているようです。この日もたくさんの人が幸福を願い、ここを訪れていました。

売店では運行当時に発行されていた切符と同じ物が今日の日付で販売されていました。うちの娘も一枚買ってました。

次に到着したのが、中札内の道の駅カントリープラザです。

ここも、美味しそうなものが沢山あったのですが、大変人が多くて混んでましたので、ここで食べるのはよしました。

ここは道の駅のそばに豆の博物館というちょっと変わった施設があります。建物は明治時代の木造洋館風でとても可愛らしく、内装もとても素敵でした。中には十勝で豆を栽培研究してきた歴史や資料が数多く展示されていてとても興味深い内容でした。また行きたいです。

次に到着したのは更別の道の駅、ピポパです。

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ここもお昼時で大変賑わっていました。ここでの食事もちょっと我慢して、更別で作られた飲むヨーグルトを一本買って飲みました。程よい酸味と新鮮な甘みと深みがあってとても美味しいヨーグルトでした。

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ここにはトラクターの模型がバリエーション豊富に展示販売されていました。オプションパーツというのでしょうか。実際に農作業をするときにトラクターに付けて使うアタッチメントがたくさんありました。なかなか楽しそうです。牧草ロールを作るアタッチメントがなかなかよくできていました。

次に訪れたのは忠類の道の駅です。

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ここが本日の最終目的地です……その予定です。雨が降らなければここにテントを張って泊まることになっています。

ここは道の駅に、キャンプ場やナウマン象記念館、温泉、レストラン、ホテルが併設されていて、観光や保養でここに訪れるとだいたいの事が済むようになっています。さっきも言いましたが、我が家族もここにテントを張る予定でおりました。

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長らくお昼を我慢しておりましたので、レストランでしっかりと食事をとりました。豚チーズ丼というなんともハイカロリーなメニューがありましたので、これを頼みました。濃厚なチーズと豚肉の旨味が見事に絡み合い、最高の味わいを引き出しています。とてもうまかったです。

お腹がいっぱいになったところで、ナウマン象記念館にお邪魔しました。忠類で発掘されたナウマン象の全身骨格と発掘当時の資料が数多く展示されていてとても面白かったです。骨格標本も大迫力でした。また、ナウマン象が生きていた時代の情景モデルも展示されていて、これがもう、精巧で何度凝視しても飽きがこない見事な出来栄えでした。また見に行きたいです。

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そして、ナウマン象記念館を出たところで、なんと、とうとう降ってきました。雨です。これは、テント立てられないかなあと思いつつも、一縷の望みをかけて温泉に入ることにしました。温泉から出て、雨が上がっていたらキャンプ続行と行きたいところでしたが、あいにく、雨は上がらず、ここでのキャンプは諦めることにしました。

まあ、本当に便利な時代になりまして、移動しながら道内各地のお天気をスマホで調べられるんですね。で、この日の夕方から明日の昼ごろまで雨の降らない地域を探しましたが、どこにもそんなところはありませんでした。ああ、今年の三連休キャンプ、ここで終了です。お疲れ様でした。あ、でも、家に着くまでがキャンプですよ。と。

ということで、札幌までの道すがら、途中にある幾つかの道の駅に寄りました。まずは、大樹町のコスモール大樹です。

大樹町はロケットの打ち上げ実験で有名になり、道の駅もコスモールと名前を冠し、施設内にも宇宙食や宇宙関連グッズが販売されていました。うちの娘はここで、クリスタル発掘キットを買いました。それ、東急ハンズでも買えますけど、欲しい時が買い時なんですよね。ボクと一緒です。

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そして、どんどんドンドンと雨脚も強くなり、日も暮れていきます。

そして、この日最後に立ちよっったのが、三石町の道の駅です。

ここの2階にあるレストランが、この日ちょうど、1周年だったらしく、全メニュー50%オフの大盤振る舞いでしたので、だいぶ日も暮れてきましたし、晩御飯を食べようと行ってみたのですが、三石の全町民が集結したんじゃないかというぐらいの大賑わいでして、スタッフの方もてんてこ舞いで大変な状況でした。空腹でしたが泣く泣く遠慮することにしました。

この後、静内のすき屋で牛丼を食べ、札幌に着いたのは23時。

二日間のキャンプはこれにて終了。お疲れ様です。来年は三日間晴れるといいなあ。

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