HGUCユニコーンガンダムを塗装する〜その61

このシリーズもとうとう60回を超え、今日で61回目となりました。トータルで2ヶ月かかっていることになります。手が遅いもので、長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございます。今日は武器類をさらにかっこよくするために、ドライブラシという技法を使ってエッジやモールドを際立たせ、リアルな鉄の質感を再現していこうと思います。技法というとちょっと大袈裟なんですが、要はパーツのエッジ部分にメタリック塗料を程よく乗せて、金属の塗装剥がれや、鈍く光を反射する様を表現しようというわけです。

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パーツはデカール貼りとデカール保護用のトップコートが済んでいますので。早速、ドライブラシを施していこうと思います。

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使うのは、メタリック塗料と平筆です。メタリックの塗料は通常のシルバーでも、なんでもいいと思うんですが、ボクはこのスーパーシルバーのメタリックの感じが好きなので、これを使います。

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平筆は、通常の平筆の毛の部分を半分ぐらいの長さに切ったものを使います。通常のまま使うと、筆が塗料を含みすぎて、ドライブラシの効果が出ないので、塗料を含みすぎないようにするためにカットするという事と、筆の根元の毛が密集した部分の硬さを利用して、鉄の表面に細かく鋭く付いた傷や塗装の剥がれなどを表現します。

ドライブラシというぐらいなので、一度筆に塗料を含ませてから、ペーパータオルなどに筆を擦り付けて、ある程度、筆先を若干乾燥させた状態にします。その若干乾燥した状態でパーツのエッジを撫でると、カサカサになった塗料がエッジにほんの少しだけ付着し、金属の擦れや剥がれを表現できるというわけです。

文章で書くと分かりづらいですね。伝えるの難しいですが、見たらわかると思います。

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ドライブラシをした状態です。エッジの部分に細かくシルバーが付着しているのがわかると思います。鉄がどこかにぶつかったり擦り付けられたりして出来た細かい傷というか塗装の剥がれをイメージして、エッジに筆を擦り付けて見ました。

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ドライブラシ、とても根気のいる作業なんですが、やっていると見る見るうちにパーツの金属感が溢れ出てくるのが楽しくて、時間を忘れて夢中になって没頭してしまいます。2時間ぐらい集中して作業してドライブラシ完了です。

照明の具合で、ちょっと写真では伝わりにくいんですが、ドライブラシをする前に比べると、金属感は確実に増しました。ユニコーンガンダム自体の出撃回数が少ないということもあり、武器類もそれほどダメージは無いと仮定して、ドライブラシも控えめに施しました。

今日ドライブラシしたパーツは、この後、もう一度つや消しトップコートをして、完成になります。

そして、またしてもパーツを破損させてしまいました。今回はそれほどひどい破損では無く、簡単に修復もできるので良かったんですが、塗装するとパーツが脆くなるみたいなので、今後も気をつけていきたいと思います。

ではまた〜_:(´ཀ`」 ∠):

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