そろそろ時間の無駄遣いということについて真剣に考え始めている方もおられるかもしれませんが、どうかお手元に暖かい飲み物と砂糖菓子か何かをご用意いただき、何卒ゆったりとした寛容なるお気持ちでご覧いただければ幸いです。「情景モデルにはまってしまいました。その1」「その2」「その3」と来まして、とうとう「その4」です。もう本当に本当に飽きてしまったという方は本文中に「ボクの内なるガイアが囁く」というワードが何回登場するかだけでも数えて帰ってください。Ctrl(or⌘)+fでブラウザの検索機能を使うような姑息なマネは通用しませんので、逐一お気をつけてじっくりとお探しいただければと思います。それではよろしくお付き合いお願いいたします。
昨日は道具と画材を紹介させていただきました。今日はいよいよ制作に入ります。
まず、ステンレスのおろし金でスポンジをすり下ろしていきます。おろし金のチクチクした面にスポンジを擦り付けて削り取っていく感じです。しばらくすると上の写真のようにホコリが溜まったような状態になります。静電気で筆やおろし金にまとわりついて作業がしづらくなります。
そんな時は霧吹きでぶシュッと水分を吹きかけてやればオッケーです。あんなに扱いにくかった細かいスポンジも水滴と結びついて扱いやすくなります。
筆でささっとまとめて一旦、瓶の中へ。
※天かすのように見えますがスポンジですので食べられません。
どの道、アクリル絵の具で着色するので水分を含んだままで大丈夫です。
こんな感じに美味しそうに出来ました。食べられないけど。
次はアクリル絵の具で色を作っていきます。草や低木にしたいので青と黄色を混ぜて緑を作ります。
問題発生です。黄色のチューブがねじ切れてました。(~_~;) もう何度か使ったものですし、いいんだけど、こうも唐突にダメになるとショックが大きいですね。ちょっと明るすぎたので赤をほんのすこし入れようとしたら赤もねじ切れです。( ;´Д`) でも、中身はまだ無事だったのでなんとかいい感じの色になりました。
そして、先ほどの天かすじゃなくてスポンジの半分ぐらいを彩色していきます。
満遍なく色が染み込んだらスチールトレーに出しておきます。この時、なるべくスポンジが重ならないように平らにしといた方がいいようです。使う時に少しずつ千切って使うのでこの段階ではくっついていても大丈夫です。
草地は何色かバリエーションがあった方がいいので、もう一色作りました。こちらもなるべく平らにしておきます。
ちなみに今作ったスポンジの草はあらかじめ作られた物が模型店などに売っています。
フォーリッジクラスターというもので様々な色と大きさのものがあります。地面につけたり、岩肌につけたり、樹の枝につけたりとシュチュエーションに合わせて選ぶと良いでしょう。
未だ囁かないガイアのことは気にせず、次に岩石を作っていきたいと思います。
例のHOME DECOを使います。この中途半端な黄色をなんとかしないと内なるガイアを目覚めさせてしまうことになりますので、さっさと彩色していきましょう。
基本茶色い感じで、全て同じ色にしました。トレーに出した後は、これもスポンジの時と同じように、なるべく平らに伸ばしていきます。岩や砂利はジオラマのベースに乗せた後にも少し彩色していくので、ベースの色と違和感が出ない程度に適当に色をつけておけば大丈夫みたいです。
これでベースに乗せる添景作りは大体終わりです。先ほど作った物は乾燥に大体2〜3日掛けた方がいいようです。ベースに乗せるときにはボンド水や木工用ボンドを使うので生乾きだと色移りや色落ちの原因になりますのでしっかり乾燥させましょう。
あと、絵の具ですが、百均で揃えたものはやっぱりチューブが弱かったのと、調色しているときに粘り気がでて泡立ってしまったり色の塊が残ってしまったりするので、ちゃんとしたものを画材店で揃えるのが良さそうです。
アマゾンでもそれほど高くありませんし、画材は仕上がりに直接影響するのでちゃんとした物を揃えたほうがいいと思いました。
ではでは、今日も長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
明日はいよいよ「情景モデルにはまってしまいました。その5」。ベースに添景を乗っけていきます!お楽しみに!
ああ?内なるガイアなら俺のベッドで寝てるゼ?( ´Д`)y━・~~