初めてのマスターグレードその64

昨日はシルバーの塗装をしました。今日は週末ということであまり時間を取れなくて塗装はできなかったんですが、ちょっと普通とは違うマスキングをしました。MGの組み立て説明書には、そのモビルスーツに関する細かな設定資料が掲載されているのですが、その資料の中でとても興味を惹かれた設定画があって、それをなんとか表現できないものかと、以前、HGBFのX1フルクロスを作成した際に試行錯誤して試してみたマスキング方法です。

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設定画というのが、これなんですが、三層構造になっているフルクロスの二層目にハニカム状の素材があるようです。フルクロスはX1の中でとても特徴的で印象的なパーツなのですが、面積が広く、目立つ分、普通に塗装しただけだと物足りなさというか、表現としての難しさがあるなというのを何となく感じていて、ネットで様々な作例を探してみると、皆さん色々とやられていて、面に細かく筋彫りを入れて分割して情報量を増やしている方や、デカールやマーキングシールを活用して面の広さを生かしている方など、今のボクの能力ではちょっと出来そうもない表現方法で挑んでいてなかなか感動しました。

そうして、考えている時にこの設定画を見つけまして、このハニカムをフルクロス表面に塗装で表現できないだろうか考えたわけです。

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ハニカムに目地を入れるために良さそうな素材を色々と探した結果、いつもお世話になっている百均でいいものを見つけました。帽子などに被せて使う虫除けネットです。これの網目がちょうど六角形になっているんです。これをうまくパーツに被せて塗装すれば、ハニカム状の目地をパーツに残すことができるんじゃないかと考えたんです。

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まずは、パーツの形状に合わせて大まかに形をとります。

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虫除けネット自体はただのネットですので、パーツに密着させるためにスプレー糊を使うことにしました。小さいサイズのものがあってよかったです。

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まずは、なんでもいいので、厚紙に軽くスプレー糊を吹いておきます。そして、パーツの大きさに合わせてカットした網をその厚紙に乗せ、固定されたところでスプレー糊を思いっきり吹き付けます。

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それをパーツに貼り付けていきます。どうでしょう、ネットを被せられて大切に育てられているフルーツのようですね。

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前回、HGBFのX1フルクロスにこの網マスキングをした時には、スプレー糊を使わずに裏面にテープで固定するだけでやってみたのですが、ネットが浮いてしまったり、パーツに密着していない部分ができてしまって、そうなってしまうと、網目がボケたりして綺麗に模様が出ない部分ができてしまったので、今回はパーツにきちんと密着するようにスプレー糊を使ってみることにしました。

今回はうまくいくか、塗装が楽しみです。

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今日は札幌ファクトリーで開催中のHME北海道モデラーズエキシビジョンを仕事帰りに見てきました。

スマホで作品を撮るのが何となく失礼な気がして写真は撮らずに、肉眼で食い入るように細部まで見てきたんです。

もう、感動して、心も体も震えっぱなしでした。

来場する前は、いつかもし万が一、チャンスがあったらボクが作ったガンプラも出せたらいいなあと、ホンのちょっと夢見たのですが、並んでいる作品を見ているうちに、こんなにレベルの高い作品の中に、ボクなんかが作ったガンプラを並べられないという思いに変わりました。まず、作品に対して手間をかける密度がぜんぜん違うことに震えました。ちょっとやそっとじゃ敵わないモデラー魂がここにはありました。

どうしたら、こんな技術が身につくのか、聞きたいことが山ほどあったのですが、もう、どうにも平常心でいられなかったので、人と話すこともできず、帰ってまいりました。もう、本当に感動しました。

帰宅後、数時間経ち、落ち着いて思い返しながらブログを書いていると、ボクももっと頑張って模型作りが上達して、いつか十年後でも二十年後でもチャンスがあれば出せたらいいなあとまた夢見るのであります。頑張ろ。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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