モエレ沼公園に行ってきました。

札幌市内にある広大な敷地の公園、モエレ沼公園に遊びに行ってきました。公園内には設計者であるイサムノグチの思想を反映した大小さまざまな遊具と、オブジェや造形作品が設置されています。普通の公園とは少し変わった形にデザインされたジャングルジムやブランコや滑り台があり、子供だけではなく大人も楽しめる公園となっています。

モエレ沼公園ーイサム・ノグチ設計

札幌駅から車で約1時間。市内から離れているせいか、とてものどかな風景の中にある公園です。公共交通機関では地下鉄東豊線、環状通東駅から路線バスで約25分です。

この日は本当によく晴れていたので、先日買った自慢のカメラを携えて写真を撮りまくってきました。

 

園内にはモエレ山と名付けられた人口の山があり、山頂まで登ることができます。標高は40〜50メートルぐらいだと思いますが、とても遠くまで見渡せ、札幌市内を一望できます。山は一面、シロツメクサや三つ葉などの背の低い草で覆われていて、どこを取ってもWindowsXPのような風景が撮れます。壁紙に是非どうぞ。

IMGP9653

園内には自然風景と不釣り合いとも取れるようなコンクリート製の噴水や水路の他、小舞台やトイレなどがいたるところに設置されているのですが、人工的に造られたそれらの設備も広大な緑と青空の下では太古の昔に栄えた文明の遺跡のように感じられ、人の営みの儚さ、自然の雄大さを思い知らされます。

構造物はイサム・ノグチがデザインしたもので、人工的な部分と有機的な部分がバランスよく混じり合った形になっているように感じます。オブジェと山を見比べると、どこかシュルレアリズムのような風景になります。

IMGP9665

この遊具もかなり面白い形をしています。防波堤などに設置されるテトエラポッドのようであり、宇宙船のようであり、未来の集合住宅のようであり、カプセルホテルのような感じもします。その他、後ろの方には三角定規のようなジャングルジムや、モダンな一輪挿しのような滑り台など、個性的な遊具がたくさんあります。

IMGP9671

ここのコンクリート製のピラミッドはトイレなのですが、その周りにコンクリートで不規則な階段をつけることで、かくれんぼや鬼ごっこをして遊ぶことができる遊具になっています。

公園内の約3割ほどが草や木が生い茂る林になっています。林の中はタンポポや形や大きさも様々な松ぼっくりや木の実が落ちていて、拾って観察しながら林を自由に散策することができるようになっています。

5月も中頃ですが、遅咲きの八重桜が目を楽しませてくれました。

IMGP9681

最近の公園ではボール遊びや自転車の乗り入れ、スケートボード、キックボードなど、禁止されているところも多いようですが、モエレ沼公園ではボールでも自転車でもスケートボード、キックボード、ローラーブレード、凧揚げも自由に遊ぶことができます。芝生の上も走り回って大丈夫ですし、クタクタになるまで遊べます。

ボクも半日、子供に付き合ってクタクタになるまで遊んできました。とてもいい休日でした。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください