D級アンプと自作スピーカー

まだ、8月だというのに札幌はすでに秋と言ってもいいぐらいの気候になりました。朝晩は涼しく日中でも気温はあまり上がらず、過ごしやすい日が続いています。

7月後半から8月の前半は猛烈に暑かったので、2週間ほど暦がズレているような気さえします。そんなことは無いのだろうけども。

昨日書いたブログでダブルオーが立っていた木製スピーカー、実はあれ、自作なんです。自作と言ってもスピーカーのドライバ部分は壊れたパソコンスピーカーから流用したものなんですが、箱の部分、いわゆるエンクロージャと呼ばれる部分を自作しました。

エンクロージャの外側は5ミリの厚さのケヤキを使いました。ケヤキという木材がスピーカーのエンクロージャに向いてるかどうかは知らないんですが、木目が気に入ったのと、比較的加工しやすく手にや入りやすい板だったので、ケヤキにしました。

作成する上でこだわった点は、角です。四つ角をノコギリで斜め45度に切るための治具を予め作成しておいたので、四つ角をとてもきれいに仕上げることが出来ました。

前面と後面はMDFボードという材料を使いました。スピーカーを付けるために丸く穴を開けるためにドリルドライバーと、ホールソーを買いました。

あと、D級アンプも作りました。作ったと言っても、アンプの電子部分は最初から完成していましたので、入力端子やスピーカー出力端子や切り替え機部分をはんだ付けした程度です。

アンプのケースは自作しました。ケースもスピーカーに合わせてケヤキを使い、内側のシルバーの部分にはアルミの板を使いました。

アルミの板に穴を開けるために金属用のドリルを買いました。あと、諸々の加工をする際に材料を固定するためのクランプや作業台も購入しました。

なぜ、自作したか……

はじめは、これまで使用していたPCスピーカーのノイズがひどくなり、0.5秒間隔で「ボッ、ボッ、ボッ、ボッ、」というような小さなポップ音が鳴るようになってしまい、どうにもストレスが溜まる状態でしたので、これは内蔵されているアンプリファイアーが故障しているのだから、交換したらいいはずだと思い、コタケヒロシ探検隊はアマゾンの奥地へと検索をしたわけなんですが、そこで我々が目にしたのは!!

なんと、200円を切るアンプですよ!このご時世、安すぎませんか!しかも送料無料!(当時)そんなわけなので、早速ポチッと購入したのですが、3週間ほどしてもなかなか到着しません。

あまり到着が遅いものですから、200円のものとは言え、少し心配になりショップに問い合わせったところ、拙い日本語で、「本当に申し訳ない、我々の手違いがあったみたいなので、もう少しお待ち下さい。問題があればキャンセルできます。」というようなメールが届いたんですが、その日の夜に荷物が郵便でポスト投函されていました。

早速、ショップに「届いた!お騒がせしてしまってごめんなさい!いい商品をありがとう!」というようなメールを送りました。

そしてですね、このアンプをそのままPCスピーカの中に組み込んだのでは面白くないと、いつもの自作根性というか悪い癖が出まして、PCスピーカのドライバだけ抜き出して、スピーカの箱もアンプの箱も作っちゃおう!となりました。

得たもの

木材を加工する際の技術、主にドリルを扱う際の材料の固定方法や、ドリルがズレないように注意する方法を学び、身につけました。また、電子部品をはんだ付けする際の技術や電圧や電流についても学習しました。

あと、アンプには3チャンネル分の出力スイッチャーも内蔵したのでデスク周りのオーディオ配線がスッキリしました。

費用

D級アンプはロマンなんです!費用なんて現実に目を向けちゃ野暮ってもんです。が、正直なところ、アンプ以外の部分で結構かかりました。

工具類

  • ドリルドライバー 3,000円ほど
  • 木工用ドリル 700円ほど
  • 金属用ドリル 1,500円ほど
  • ホルソー 1,000円ほど
  • 木工作業台 1,500円ほど
  • クランプ類 4個で2,000円ほど
    • 合計 約9,700円ほど

材料

  • ネジ、タッピング類 1,000円ほど
  • 木材、アルミ板など 2,000円ほど
  • Dアンプ 200円ほど
  • その他、電子部品 2,000えんほど
    • 合計 5,200円ほど

総評

今回は工具類も揃えたので、費用がかさみましたが、まあ、こういうものは一つ作って終わりってことは無いですし、アンプは幾つあっても困りませんから……。゚゚゚。・゚ヾ(゚`ェ´゚)ノ。゚・。

で、肝心の音のほうなんですが、まあ、電源オン・オフ時のポップ音と、無音時の「サーーーー」という極々小さなホワイトノイズ以外は概ね満足の行くものでした。

自作の楽しさも存分に味わえたし、何より木材加工や電子工作を目一杯楽しめましたし、また、いいD級アンプ見つけたら作ってみたいと思います。

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