昨日の「情景モデルにはまってしまいました。その1」に引き続き、お前は一体どこに向かって突進してゆくのかとお思いの方も居られるでしょうが、何卒ご容赦のほど、ほんの束の間、眉間のシワを緩める心持ちでもってお付き合いいただければ幸いです。
さて、このような状態で情景モデルとして自分の中で納得して良いものか思案しておりますと、やはり内なるガイアがこんなものではグランドキャニオンとは呼べん!と囁き出しましたので、ここは一旦頭を冷やして渓谷とは何か、地面とは何かということを考え、イメージし、イマジネーションが追いつかない部分は参考資料などを揃えようじゃないかということで図書館に通ったりしたものですが、どうもあまりいい渓谷や岩肌や断層面の資料を見つけることができないうちに坦々と日々が過ぎました。
そして、ふと思い出した情景がありました。それが上の写真、ボクの故郷、道南の日本海側に広がる海岸線の風景です。
こ、これだー!!それから何日か後に運良く連休があり実家に帰るチャンスが巡ってきました。
露出した断層面は国道沿いにあり、落石の危険があるためフォエンスで囲まれた崖には近づくことができず、走行中の車内から撮影したためあまり上手く撮れなかったけど、なんとかインスピレーションを得られるようなものが数枚撮れました。
そして、実家にも何か資料はなかったかと本棚を探したところ、いいのがあったので何枚かキャプチャしておきました。
多分、この本だと思うんだけど、渓谷や裂けた大地の写真がたくさん載っていて、情景制作のいい資料になりました。
そして、後日、札幌に帰ってきて制作に取り掛かります。
まずは陸戦型ガンダムを3機載せてみてサイズのチェックです。
渓谷の段差が現れた部分には崩れ落ちた岩や砂利が積み重なりゴツゴツとした斜面を形成していることを前述の資料や現地の調査で確認できましたので、それらしい岩石っぽいオブジェクトを幾つか配置してみました。台地のスペースとしてはこれでちょうど良さそうです。
上の写真の3機が今回、情景モデルに乗せられる陸戦型ガンダムになります。機体の紹介を少しさせていただきますと、一般的に認識されているであろう機動戦士ガンダム(「アムロ!いきまーすっ!!」のアレです。)に登場するRX-78、所謂ガンダムは戦場で様々な戦闘状況に対応し、破損した箇所はパーツを交換したり補修が必要になるわけですが、その補修パーツや余剰パーツ、試作段階で余分な資材なんかが結構出たという設定になっていてそれを寄せ集めて作られたのが、この陸戦型ガンダムRX-79Gという機体です。俗に言う量産型ガンダムというやつです。機動戦士ガンダムではニュータイプであるアムロが搭乗し地球上はもちろんのこと、宇宙(ソラ)に上がりエース機として華々しく活躍する印象のあるガンダムですが、こちらの陸戦型ガンダムは先のガンダムと同じ時代に地球上での陸戦をメインに想定し開発され、泥や砂埃にまみれ、アムロの乗るガンダムに比べるとだいぶ現実味のある肉弾戦を繰り広げます。そういうところが何とういうかボクのような凡人は共感を抱くというかシンパシーを感じて好きになってしまったのです。(((o(*゚▽゚*)o)))
ちょっと紹介するつもりが長くなってしまってすみません。( ;´Д`)
いざ、作成を始めるとなるとやはり色々と悩むもので、何か参考資料的なものが欲しいところです。
そこで購入したのがこの本です。
またNHKかよ、とお思いでしょうが、ボク、小さい時からNHK大好きなのです。そこあまり突っ込まないで下さい。
この本にはジオラマ作成の際にあると便利な道具や、材料、効率的な制作工程などがわかりやすく載っていて大変参考になりました。本当、助かった。
では、今日はこの辺で。明日は制作の際にボクが使った道具や材料などを紹介したいと思います。「情景モデルにはまってしまいました。その3」をお楽しみに。♪───O(≧∇≦)O────♪